コンソール操作マニュアル

最終更新: 2026年6月8日

番号は多階層方式(1 / 1.1 / 1.1.1 …)に従う。相互参照は「X.X.X 参照」と記載する。UIラベルはコンソールの表示どおりに記載する。各節の見出しをクリックすると展開します。

0 サインアップ

0.1 サインアップページ

VATESウェブサイトトップページ(https://vates.standout.jp/)ヘッダーにあるサインアップ(Sign up)を押すとサインアップページへ遷移(https://console.vates.standout.jp/signup)。

0.2 利用規約とプライバシーポリシー

アカウントを作成することにより、お客様は本サービスをビジネス目的で使用しており、お客様が代表する法人を拘束する権限を有していることを確認するものとする。お客様は当社の利用規約およびプライバシーポリシーに同意するものとする。サインアップページ下段にあるTerms(https://vates.standout.jp/legal/terms.html)、Privacy Policy(https://vates.standout.jp/legal/privacy.html)確認後、アカウント作成へ移行。

0.3 Email送信と確認リンクの送付

サインアップページで登録用のEmailアドレスを記入し、送信ボタンを押すと、VATESからwelcomeメールが届く([email protected]から届く)。またそのリンクは24時間で期限切れとなり、アカウントを作成しない場合は安全に無視することができる。

0.4 セットアップ

すべて記入必須事項。

  • 0.4.1 account ID:アカウント作成に使用されるEmailアドレスで、次回以後ログインする際のログインIDとなる。
  • 0.4.2 workspace ID:各クライアント固有ID。ログイン時のIDではない。また当初作った後は変更不可かつ既に使われているIDは使用不可。社名ないし事業名等にまつわる名称を推奨とするも命名内容は任意。登録できない内容の場合はエラーが、登録可能な内容の場合はavailableが表示される。
  • 0.4.3 Password:8文字以上、小文字を1以上、大文字を1以上、数字を1以上。また弱いパターンも拒否。記号は任意。
  • 0.4.4 Confirm Password:確認のためもう一度パスワードを記入。
  • 0.4.5 Continue to payment
  • 0.4.6 初期デポジット料:新規アカウント作成時の初期デポジット料は一律5.00USD。Continue to paymentを押すとStripe画面へと遷移し、そのページにおいて自動で各国・地域の税が計算される。

0.5 支払い

Stripe画面にて支払い(クレジットカード)。クレジットカードの種類及び税率はStripeがそれぞれの国・地域に合わせて自動反映。支払い後、コンソールへ遷移。

0.6 支払い後コンソールへ遷移しない場合

支払いが完了している旨が表示され、弊社Emailアドレスが提示される([email protected])ため、そちらへ状況をお知らせください。決済を確認後、適切な処置を行い、コンソールへログインできるようにいたします。

0.7 クレジットカード以外の支払い方法

原則、初期アカウント作成時はクレジットカード決済。エンタープライズ等で口座振替を希望する法人は、[email protected]へご相談ください。

1 ログイン

1.1 ログインの仕方 3種類

ログインには、IDパスワード、パスキー、2FA方式の3種類がある。

1.1.1 ID、パスワードのルール

  • 1.1.1.1 クライアントアドミン:サインアップ時に作成。IDは登録emailアドレス、パスワードを選定。パスワードは8文字以上、小文字を1以上、大文字を1以上、数字を1以上。また弱いパターンも拒否。記号は任意。
  • 1.1.1.2 その他アカウント:クライアント委任アドミン、インスタンスアドミン、インスタンスユーザーは、クライアントアドミンがクライアントセッティングで権限管理付与。IDは、自動採番({client_id}_0001 形式)、パスワードはクライアントアドミンが発行。
  • 1.1.2 パスキー:それぞれのアカウントで作成。もっともセキュリティレベルが高く、推奨。
  • 1.1.3 2FA:それぞれのアカウントで作成。ログイン時の二段階確認。パスキーに次いでセキュリティが高いが、パスキーがあれば不要。

1.2 パスワードを忘れた際の対処

  • 1.2.1 クライアントアドミン:ログイン画面の Forgot password? から Reset password へ進み、登録されているemailあてにpassword再設定手続きを行う。
  • 1.2.2 その他のアカウント:クライアント委任アドミン、インスタンスアドミン、ユーザーアカウントは、クライアントアドミンがクライアントセッティングで権限管理付与。故にクライアントアドミンに尋ねてください。

1.3 パスワードの再設定

クライアントアドミン及び操作権限を付与された委任アドミンアカウントがクライアントセッティングのAccountsタブにてパスワードの再設定操作が可能。

2 サイドバー/アカウントメニュー

2.1 サイドバー

ハンバーガーメニューにて開閉。閉じる時、デスクトップ版縮小版が左に残り、mobileにおいてはハンバーガーに格納。構成はハンバーガーメニュー、インスタンス、アカウントメニュー。

2.2 アカウントアバターとアカウント名

アカウントアバターはアカウント名の頭文字が反映される。アカウントを押すと、ユーザーポップオーバーが開閉される。

2.3 ユーザーポップオーバー

構成はクライアントセッティング、マイセキュリティ、コンソールテーマ、サインアウト。

  • 2.3.1 クライアントセッティング:クライアントの各種セッティングが可能。4(クライアントセッティング)参照。
  • 2.3.2 マイセキュリティ:パスキー及び2FAの作成削除管理が可能。+Add passkey及びSet up two-factorからそれぞれのデバイス、ブラウザ等による各種方法で登録ができる。
  • 2.3.3 コンソールテーマ:昼夜モードを選択可能。
    • Auto:OSにあわせて自動で切り替わる。
    • Light:昼間モード。
    • Samhain:夜間モード。
  • 2.3.4 サインアウト:サインアウトし、ログイン画面へ遷移。

3 インスタンス

3.1.1 vates

実際に作った設定したインスタンスの応答を試すことが出来る場。

3.1.2 bard

自然言語や写真、書類等からES(EchoScript)を生成することが出来る場。

  • 3.1.2.1 Source:ESに出典/ソース名を記載可能。これにより、druidでESを閲覧管理する際に把握しやすくなる。
  • 3.1.2.2 Enter natural language text:自然言語をそのまま記述することが出来る。
  • 3.1.2.3 ファイル添付:画像およびPDFを添付することが出来る。
  • 3.1.2.4 Sing as EchoScript:自然言語及び添付ファイルをbardがESへ変換する。

3.1.3 druid

bardで生成したESを管理する場。閲覧、検索、原文確認、編集、削除が可能。

  • 3.1.3.1 Ask the Druid:検索に際して、Druidへ柔軟な質問で尋ねることが出来る。(例:〇〇に関するESを列挙)
  • 3.1.3.2 Search ESs:キーワード検索によるES検索。
  • 3.1.3.3 Show deleted:論理削除したESを含めて提示可能。
  • 3.1.3.4 View:掲示形式の選択。
    • Detail:ESをすべて列挙。
    • List:1行に要約したアコーデオン形式で列挙。
    • Tile:カード方式で列挙。
    • Overview:最も多数を俯瞰できる掲示方式。
  • 3.1.3.5 Show:一度に表示する数を選定できる。
  • 3.1.3.6 ES:ES=EchoScript。
    • Raw:ESのもととなった原文を閲覧可能。
    • Edit:ESの加筆修正が可能。
    • Delete:ESの論理削除が可能。
    • 左カラム項目:(a)ギリシャ文字α〜κ:事象の状態を観測する基本カテゴリ。編集不可。(b)その他項目:基本カテゴリ外の独自カテゴリ。編集可能。

3.1.4 logs

会話ログを管理する場。閲覧、検索、分析、csv抽出、削除が可能。

  • 3.1.4.1 Log retention:ログの保持要領。設定はクライアントセッティングにて行う。詳細は 4.1.1.3(Log retention)参照。
    • Standard (30 days):ログの30日保持。
    • Zero retention:ログ不保持。
  • 3.1.4.2 Export CSV:ログをCSVでエクスポート可能。
  • 3.1.4.3 Search keywords:ログをキーワード検索することができる。
  • 3.1.4.4 Ask the Druid:ログを柔軟な検索・解析要求をドルイドに対して行うことが出来る。(例:〇〇に関する会話を抽出し傾向を解析)
  • 3.1.4.5 Logs:
    • ログ詳細:会話ログを閲覧できる。
    • Trace ES references:会話ログから、どのESを参照しているかを遡上してESを示す。

3.1.5 settings

任意のインスタンスのセッティングが可能。

  • 3.1.5.1 Company name:インスタンスの所属する組織名。
  • 3.1.5.2 Role:インスタンスの役職名。
  • 3.1.5.3 App name:モバイル端末でホームに追加する際に反映させたい名称を記入。
  • 3.1.5.4 Header title:チャットUIのヘッダータイトルピルへ反映。
  • 3.1.5.5 Custom prompt:そのインスタンスが役職に順応するためのプロンプト。
  • 3.1.5.6 Welcome message:チャットUIに初期配置されるアシスタントバブル内に反映。
  • 3.1.5.7 Suggested prompts:チャットUIのサジェストに反映。サジェストを分けたい場合は改行して記入。
  • 3.1.5.8 Widget label:ウィジェットボタンの下に添える文言に反映。無記載であればラベルなし。
  • 3.1.5.9 Widget initial position:UIでウィジェットの初期位置を選定可能。またそれぞれの起点からOffset XY軸方向へピクセル単位の調整が可能。
  • 3.1.5.10 Bubble font:チャットUIにおいてユーザーおよびアシスタントバブル、サジェストのフォントを選定可能。
    • Serif:セリフ体。
    • Sans:サンセリフ体。
    • Poetic:Garamond。
  • 3.1.5.11 Bubble font size:チャットUIにおいてユーザーおよびアシスタントバブル、サジェストのフォントサイズを選定可能。
    • Small:小サイズ。景観重視。
    • Medium:中サイズ。可視性と景観のバランス。
    • Large:大サイズ。可視性重視。
  • 3.1.5.12 Display mode:昼夜モードの選定。
    • Auto (follow OS):OS自動検知による切換。
    • Light:昼間モード。
    • Samhain:夜間モード。
  • 3.1.5.13 Light theme color:ウィジェットのテーマカラーを選べる。
  • 3.1.5.14 Standalone background (Light):
    • 色指定:16進数で指定可能。
    • Ask the Druid:ドルイドに色と16進数を尋ねることが出来る。この際、ドルイドは3つの選択肢を詩的な日本語を添えて提案してくる。
  • 3.1.5.15 Standalone background (Samhain):
    • 色指定:16進数で指定可能。
    • Ask the Druid:ドルイドに色と16進数を尋ねることが出来る。この際、ドルイドは3つの選択肢を詩的な日本語を添えて提案してくる。
  • 3.1.5.16 Input placeholder:チャットUIのインプットピル内のプレースホルダーを記入できる。
  • 3.1.5.17 Recording text:チャットUIのインプットピル内の音声聞き取り中のプレースホルダーを記入できる。
  • 3.1.5.18 Embed allowlist:埋め込みウィジェットを埋め込むURLの許可リスト。
  • 3.1.5.19 Instance URL:
    • Standalone:スタンドアロンのURL。
    • Embed code:埋め込みウィジェットの埋め込み用コード。このコードを埋め込み先のウェブページへ埋め込む(フッター等へ)ことができる。

3.1.6 security

各パネルで現況を把握可能。また左のカラーにより健康状態を把握可能。(緑:良好 橙:注意 深紅:警告)

  • 3.1.6.1 Audit Log:監査ログの閲覧機能。詳細は 4.3.4(Audit Log)参照。
  • 3.1.6.2 My Sessions:ログイン中のセッションを確認できる。Revokeで閉じることが出来る。詳細は 4.3.5(Active Sessions)参照。
  • 3.1.6.3 THREATS:不正アクセス試行の検知結果を表示するパネル。
  • 3.1.6.4 Login History:ログインアクティビティの履歴。詳細は 4.3.8(Login Activity)参照。

3.2 インストラクター for vates

開発者が用意したインストラクター。コンソール画面に常駐しているインスタンス。常に質問可能。使ったトークン分の金額はデポジット残高から差し引かれる。

4 クライアントセッティング

4.1 Instances

インスタンスを作成・管理・削除する場。

  • 4.1.1 Instances:
    • Display name:インスタンス名。
    • Immutable ID:固有ID。
    • Log retention:会話ログの保存期間を選定できる。(30 days:30日間保持。じ後、自動で物理削除。/Zero retention:会話ログを一切保持しない設定。)
    • Status:インスタンスのステータスを示す。
    • Actions:Edit=インスタンスのDisplay nameを編集できる。Delete=インスタンスの論理削除をすることができる。
  • 4.1.2 Show deleted:論理削除されたインスタンスを含めて列挙することが出来る。
  • 4.1.3 Create new instance:インスタンスを作成できる。

4.2 Accounts

アカウントを作成することが出来る。アカウントは、インスタンスアドミン、クライアント委任アドミン、インスタンスユーザーの三種類をつくることができる。

4.2.1.1 Create new account
クライアントアドミンを親として、3種類の子アカウントを、求められる機能をカスタマイズしつつ作成することが出来る。

  • 4.2.1.1.1 Display name:アカウント名を記入。
  • 4.2.1.1.2 Role:親アカウントたるクライアントアドミンの子アカウントとして以下の3種類を選ぶことが出来る。
    • (a)instance_admin:インスタンスアドミン。インスタンス管理権限を付与可能なアカウント。
    • (b)delegated_admin:クライアント委任アドミン。クライアントセッティングに関する権限を付与可能なアカウント。
    • (c)instance_user:インスタンスユーザー。スタンドアロンの利用権限を付与可能なアカウント。
  • 4.2.1.1.3 Delegated tabs:delegated_admin(クライアント委任アドミン)に権限を付与可能。コンソールログイン権限及びクライアントセッティングの各項目の閲覧権限(view)または操作権限(operate)を選択付与可能。
  • 4.2.1.1.4 Manageable instances:delegated admin(クライアント委任アドミン)、instance admin(インスタンスアドミン)に権限を付与可能。コンソールログイン権限及びインスタンス設定権限を付与可能。
  • 4.2.1.1.5 Usable instances:instance userを含めた3種類すべてのアカウントに権限を付与可能。スタンドアロンへのログイン権限を付与可能。コンソールへのログイン権限は有さない。
  • 4.2.1.2 Create account:Create accountボタンを押すとアカウントが作成され、ID及びパスワードが提示される。このパスワードは一度だけ表示されるためその際に把握しなければならない。もし紛失した場合は、Reset passwordでパスワードのリセット及び再発行が必要。

4.2.2 Registered accounts
クライアントアドミン以下すべてのアカウントが列挙される。

  • Edit access:Usable instances(スタンドアロンのログイン権限)のみ、編集可能。管理権限は修正不可(権限錯綜やセキュリティ上の観点により実装せず)。
  • Reset password:パスワードをリセットし、新規パスワードを表示する。このパスワードは一度だけ表示されるためその際に把握しなければならない。
  • Delete:子アカウントを削除することが出来る。削除した場合、当該アカウントはただちにログアウトされ、論理削除される。論理削除から30日経過後、物理削除。
  • Show deleted:論理削除済みのアカウントを含めて掲示する。物理削除されたものは二度と掲示されない。
  • Restore:論理削除済みのアカウントを復活させることができる。物理削除されたものは二度と復活できない。

4.3 Security

  • 4.3.1 Security Overview:各種セキュリティ状況をパネルで把握することが出来る。
  • 4.3.2 Passkeys:パスキーの作成削除管理が可能。それぞれのデバイス、ブラウザ等による各種方法で登録ができる。セキュリティ面で最も推奨されるログイン方法。
  • 4.3.3 Two-Factor Authentication:2FAの作成削除管理が可能。ただし、パスキーを使用する場合、セキュリティ上不要。
  • 4.3.4 Audit Log:監査ログ。監査ログの閲覧、検索、CSVエクスポートが可能。また、ハッシュチェーンによる改ざん耐性を付与された監査ログでありcsvにハッシュが併記され、監査容易。監査ログには10カテゴリがある。
    • 4.3.4.1 CATEGORY:
      • Authentication:ログインの成否、ログアウト、セッションの失効、国不一致・ログイン範囲外といった認証関連の事象を記録する。「誰がいつログインを試み、成功・失敗したか」「セッションがいつ切れたか」を追える。
      • Authorization:権限のない操作・リソースへのアクセスが拒否された事象を記録する。本来触れない設定や他テナントのデータへアクセスしようとした試みがここに残る。不正アクセスの兆候を検知する系統。
      • Customer:顧客アカウント自体の状態遷移を記録する。作成・停止・再開・論理削除・復元・自己退会など。通常は運営側(saas_admin)の操作が主だが、自己退会は顧客が起点となる。
      • Instance:インスタンスの作成・リネーム・削除・復元を記録する。どのインスタンスがいつ誰によって作られ、消され、戻されたかを追える。
      • User:アカウントの作成・削除・復元、パスワード再発行、パスキー登録/削除、2FA(TOTP)の有効化/無効化、サインアップ手続きなど、ユーザー単位の操作を記録する。アカウント管理の中心的な系統。
      • API key:APIキーの発行・無効化・削除を記録する。プログラマティックアクセス用の鍵がいつ誰によって発行され、止められたかを追える。
      • Balance:入金・返金・調整、ステータス変更、月次上限の変更、自動チャージ設定の変更、表示通貨の変更、SLAクレジット付与など、残高・課金に関わる事象を記録する。
      • Settings:各種設定変更を記録する。利用上限プリセット、ログ保持期間、IP制限、異常検知の閾値、為替レート、通知設定など。「いつ誰が何の設定をどう変えたか」を追える。
      • Logs:ログ自体に対する操作を記録する。会話ログの一括削除、CSVエクスポート、監査ログのエクスポート。ログの持ち出し・消去を監査する系統。
      • System:システムが自動で実行する事象を記録する。バックアップ、異常検知バッチ、削除バッチ、物理削除、仮名化、決済webhook受信、メール送達・抑制など。人ではなく装備が自律的に動いた記録で、顧客操作とは独立して残る。
    • 4.3.4.2 EVENT TYPE:事象種別による絞り込み。CATEGORYが大分類であるのに対し、こちらは個別の事象名(例:AUTH_LOGIN_SUCCESS、SETTINGS_UPDATED)で絞り込む。部分一致で検索可能。
    • 4.3.4.3 ACTOR:操作主体による絞り込み。「誰が」その事象を起こしたかで検索する。ロールと利用者名の形式(例:client_admin:standout)で記録され、部分一致で検索可能。
    • 4.3.4.4 FROM (ISO):検索期間の起点。ISO形式(YYYY-MM-DD)で指定し、当該日時以降の事象を対象とする。
    • 4.3.4.5 TO (ISO):検索期間の終点。ISO形式(YYYY-MM-DD)で指定し、当該日時以前の事象を対象とする。FROMと組み合わせて任意の期間を切り出す。
    • 4.3.4.6 ROWS PER PAGE:一画面に表示する行数。画面表示は最大1000件までの絞り込み結果を対象とする。全件を取得する場合はCSVエクスポート(Export All)を用いる。
  • 4.3.5 Active Sessions:アカウントの生きているログインセッションを列挙。最終アクセスから30日でタイムアウトし自動失効する。タイムアウト前でも、Revokeにより個別に失効させることが出来る。
  • 4.3.6 GEOIP:ログイン元の国・地域を記録。直近のログイン国と異なる場所からのアクセスを検知する。直近24hの状況をパネルにて掲示。
  • 4.3.7 IP Restrictions:IP制限に関する設定の場。デフォルトは制限なし。チェックを入れた場合、許可リストと拒否リストをつくることができる。各リストはCIDR記法による範囲指定が可能。許可リストを空にした場合は拒否リスト以外の全IPを許可する。また、拒否リストは許可リストより優越する。
  • 4.3.8 Login Activity:ログインの履歴。直近100件が掲示される。パネルにおいては直近24hにおけるログイン成功及び失敗の数が表示される。
  • 4.3.9 Notifications:自動メール通知に関する調整・設定の場。
    • Low balance:デポジット残高が閾値を下回った際の通知設定。感度3段階で閾値が変わる。High($500・早めに通知)/ Medium($50・標準)/ Low($5・ギリギリで通知)。それ以外の閾値を設定したい場合はCustom数値を記入。
    • Sign-in from new location:普段行われていない国・地域でのサインインがあった場合の通知。
    • Blocked by IP restriction:設定したIP制限に拒否されたアクセスがあった場合の通知。High(1回以上/h), Medium(10回以上/h), Low(50回以上/h)。任意の回数を設定したい場合はCustomに記入。
    • Repeated sign-in failures:短時間にサインインの失敗が集中的に発生した際の通知。High(3回以上/h), Medium(10回以上/h), Low(30回以上/h)。任意の回数を設定したい場合はCustomに記入。
    • Recipients - where alerts are sent:通知を自動メール送信する連絡先の登録及び削除。デフォルトとして、クライアントアカウントの登録Eメールアドレスが設定される。通知先を変更した場合、変更前の連絡先にも変更があった旨が通知される(セキュリティのため)。

4.4 API Keys

外部プログラムやAIエージェントからVATESを呼び出すための発行キー。通常のブラウザ使用には不要。

  • 4.4.1 API keys:API Keyを発行したいインスタンスを選択し、作成できる。API keyは一度だけ表示されるためその際に把握しなければならない。
  • 4.4.2 Issued keys:発行されたAPI Keyが掲示される。また、API keyの停止及び削除ができる。
  • 4.4.3 AIエージェントからの接続(MCP):VATESはMCP(Model Context Protocol)サーバーとして外部のAIエージェントに接続できる。接続したAIエージェントは、許可されたインスタンスのナレッジに対して質問し、そのインスタンスの資料に基づく回答を受け取ることができる。設定の変更、会話ログの閲覧、他インスタンスへのアクセスはできない。接続方法は2種類。
    • 4.4.3.1 コネクタ接続(推奨):AIエージェント側の「カスタムコネクタを追加」に https://vates.standout.jp/mcp を登録する。ブラウザが開きVATESのログイン画面へ遷移するため、通常どおりログイン(IDパスワード・パスキー・2FAのいずれも可)し、続く許可画面で接続先インスタンスを選択して許可する。API keyの発行は不要。この許可はクライアントセッティングのSecurity → Active sessions(4.3.5 参照)からいつでも取り消せる。
    • 4.4.3.2 API key接続:エディタ等、コネクタ機能を持たないクライアント向け。https://vates.standout.jp/mcp/{workspace ID}/{インスタンスの不変ID} を接続先とし、Authorization: Bearer {API key} ヘッダーで認証する。不変IDは4.4.2のIssued keys一覧のImmutable ID列に表示される(inst_0001 形式。表示名ではない点に注意)。
    • 4.4.3.3 利用可能なツール:現在提供しているツールは vates_ask(ナレッジベースへの問い合わせ)の1種。読み取り専用であり、VATES側のデータを変更しない。
    • 4.4.3.4 課金と制限:MCP経由の利用も通常のチャットと同一の従量課金であり、Usage breakdownに記録される。Controls(4.6)で設定した各種上限も同様に適用される。

4.5 Embed allowlist

各インスタンスの埋め込みウィジェットを埋め込むURL(スタンドアロンではない方)の許可リスト。これらは、各インスタンスごとのセッティング画面の同一項目と連動している。

4.6 Controls

4.6.1 Controls
これら制限の主眼は、暴走ループや過大・大量のリクエストによる資源とコストの浪費から通常の利用を保護すること——具体的には、不正に操作されたAIエージェントの無限ループや、過大リクエストによる残高枯渇(DoW)・サービス妨害(DoS)の抑止。あわせて、性能とコストに関わる調整項目(応答トークン上限・ES参照数など)も含む。各インスタンスをその目的に合わせて調整すること。

4.6.2 Default for new instances
インスタンス作成時のデフォルト値を選択またはカスタムできる。Basic, Business, Developerは用途に合わせた調整済みプリセットであり、細部調整を要する場合はカスタムにて調整可能。

  • Basic:一般的な用途向け。
  • Business:ビジネス向け。
  • Developer:開発者向け。
  • Custom:カスタム。
  • Apply to all existing instances:選択中のデフォルト値をすべてのインスタンスに適用することができる。

4.6.3 Per-instance settings
インスタンスごとにプリセットの選択またはカスタマイズできる。

  • Current status:現在のステータスを示す。
  • Customize:各項目をスライダーで調整できる(値0は ∞=無制限)。これらの上限は、従量課金型AIに固有のDenial of Wallet(残高を枯渇させるコスト攻撃)および Denial of Service(サービス妨害)への防御を構成する(OWASP GenAI Top 10「Unbounded Consumption」に準拠)。
  • 4.6.3.2.1 Query length per request:1リクエストあたりのクエリ文字数上限。過大入力によるコスト膨張を抑制。超過は受付拒否。
  • 4.6.3.2.2 Image size:画像アップロードサイズ上限。巨大ファイルによる資源枯渇を抑制。超過は受付拒否。
  • 4.6.3.2.3 PDF size:PDFアップロードサイズ上限。同上。超過は受付拒否。
  • 4.6.3.2.4 Audio size:音声アップロードサイズ上限。同上。超過は受付拒否。
  • 4.6.3.2.5 Bard text length:bardが一度に圧縮(自然言語→ES)するテキストの文字数上限。圧縮1回あたりのコストを画定。超過は受付拒否。
  • 4.6.3.2.6 Conversation history (chars):文脈に積む会話履歴の合計文字数上限。文脈の無制限肥大による費用・遅延を抑制。超過分は古い履歴から自動的に切り詰め(エラーにはならない)。
  • 4.6.3.2.7 Conversation history (turns):文脈に積む会話履歴のターン数上限。挙動は 4.6.3.2.6 と同じ(最新ターンを残し自動トリミング)。
  • 4.6.3.2.8 Requests per minute:1分あたりのリクエスト数上限。リクエスト洪水(DoS)と自動化乱用(DoW)への一次防御。超過は一時的に受付拒否。
  • 4.6.3.2.9 Requests per hour:1時間あたりのリクエスト数上限。挙動は 4.6.3.2.8 と同じ。
  • 4.6.3.2.10 Concurrent sessions:同時対話セッション数の上限。並行リクエスト洪水による資源枯渇を抑制。超過は受付拒否。
  • 4.6.3.2.11 Max tokens per response:1応答の出力トークン上限。過大応答による出力コスト膨張を抑制。
  • 4.6.3.2.12 Max ES references (top_k):vatesが応答時に参照するESの最大件数。これは攻撃防御ではなく精度とコストの調律であり、多いほど精度は上がるが費用も比例して増える。下限20。

4.7 Usage breakdown

月ごとの使用料金(USD)を閲覧できる。

  • 4.7.1 Usage breakdown:プルダウンで年月を指定できる。
  • 4.7.2 By instance:インスタンス別の使用内訳。
    • Instance:インスタンス名。
    • Conversations:総会話数。
    • Chat:vatesとの会話の料金。
    • Bard:bard使用料金。
    • Druid:druid使用料金。
    • Fallback:チャットのフォールバック使用料金。※vates主API(Anthropic)が動作しない場合の予備API(OpenAI)。
    • STT:音声読み取り(Speech-to-Text、音声→テキスト変換)。
    • TTS:音声読み上げ(Text-to-Speech、テキスト→音声合成)。
    • Total:トータル金額。
    • Include instances with 0 conversations:その月に未使用のインスタンスの表示/非表示。

4.8 Balance

デポジット残高及び増減履歴の確認、支払い及び支払い設定ができる。

  • 4.8.1 Balance:現在のデポジット残高。
  • 4.8.2 Top Up Balance:
    • Card:クレジットカード支払い。powered by Stripe。カード種類は国・地域により自動で表示される。支払い時はStripe画面へ遷移。モーダル上の金額はデポジット残高に反映される金額を示し、ストライプ遷移後、各国・地域の税が加算される。
    • International Transfer:通貨ごとの口座支払。
    • Domestic Transfer:国・地域ごとの口座支払。振込金額から各国・地域の税が差し引かれた金額がデポジット残高に反映される。
  • 4.8.3 Auto Recharge:
    • Auto Recharge:デポジット残高が閾値を下回った際に自動決済(クレジットカード)するように設定ができる。デフォルトはOFF。
    • Adjust:閾値の設定、自動チャージ金額及び月ごとの制限金額を設定できる。
  • 4.8.4 Transactions:取引履歴を閲覧できる。

4.9 Data lifecycle

4.9.1 Data lifecycle
VATESは、お客様のデータが関連する可能性のあるすべての法域(EU、英国、日本、カリフォルニア、中国、ブラジル、韓国、シンガポール、カナダ、オーストラリアなど)の規制の中で最も厳格な基準を参照して、データ保持期間を選定しています。お客様のデータは、所在地に関わらず、最も保護的な基準に基づいて管理されます。

4.9.2 Current status
現在のクライアントアカウントの状態を表す。

4.9.3 State transitions
アカウントが辿る状態の一覧。各状態の起点と滞在期間は以下のとおり。

  • active:アクティブ。サービスが利用可能。
  • suspended:停止中。サービスは一時停止されているが再開可能。データは保持される。
  • logical_deleted(論理削除):削除要求の時点。この日を起点に30日間は復元可能で、データは完全に保持される。30日経過後、仮名化フェーズへ自動的に移行する。
  • pseudonymized(仮名化):削除要求から30日経過後の状態。個人を特定しうる情報(ユーザー名・表示名等)は不可逆なハッシュに置換され、復元不可能になる。この時点以降は、各データの保持期間が満了するまで残る。
  • physical_deleted(物理削除):各データの保持期間満了時。ディスクから完全に消去され、復旧は不可能。

4.9.4 Data categories and retention (17)
アカウントに関連するデータカテゴリと保持期間。保持期間はすべて「削除要求(logical_deleted 入り)」を起点とする。各カテゴリの正確な値は画面の Retention 列に表示される。

  • customer_state:顧客アカウント全体の状態(active/suspended等)。削除要求から30日で仮名化、物理削除は残高(customer_balance)と同一ファイルを共有するため、残高の法定保存期間(10年)満了時に一括削除。
  • instance_state:インスタンス単位の状態。削除要求から30日で仮名化(表示名のみ。固有ID inst_NNNN は不変IDとして保持)、その90日後に物理削除。
  • users_with_pii:ユーザーアカウント情報(ID・表示名・認証情報等の個人情報を含む)。削除要求から30日で仮名化、その90日後に物理削除。
  • user_instance_access:ユーザーと使用可能インスタンスの紐付け。アカウント削除と同時に連動削除(独自の保持期間なし)。
  • api_keys:発行済みAPIキー(不可逆ハッシュで保管、平文は非保持)。削除要求から90日で物理削除(仮名化なし)。
  • revoked_sessions:無効化済みセッション。既存バッチが無効化から90日で物理削除。
  • session_logs:会話履歴。保持期間は顧客のプラン選択による(Standard=30日/Secure=そもそも保持しない=即時削除)。
  • usage_records:使用量の個別イベントログ。削除要求から30日で仮名化、その90日後に物理削除。
  • usage_aggregates:使用量の集計値(請求の根拠)。法定保存対象。仮名化されず、最終取引から10年(会社法432条)経過後に物理削除。削除要求でも前倒しできない。
  • customer_balance:顧客の残高(決済の確定値)。法定保存対象。最終取引から10年経過後に物理削除。削除要求でも前倒しできない。
  • balance_history:残高の増減履歴。法定保存対象。取引額・通貨・レートは10年保存(操作者名のみ削除要求から30日で仮名化)。削除要求でも前倒しできない。
  • instance_audit_log:インスタンスの監査ログ(改ざん耐性ログ)。削除要求から30日で仮名化、その2年後に物理削除。監査要件(SOC2/PCI DSS)の下限は1年だが、年次監査の実施時期のずれで1年では監査対象期間のログを取りこぼすため、安全側に倍の2年を採用。
  • ip_restrictions:IP制限設定(Allowlist/Denylist)。削除要求から30日で物理削除(機微情報なし、仮名化不要)。
  • e_core_knowledge:ES-IFM知識資産(お客様の知的財産)。アカウント削除要求から30日で物理削除(機微情報なし、仮名化不要)。
  • instance_settings:インスタンス設定(ブランディング・制限値・プロンプト等)。削除要求から30日で物理削除(機微情報なし、仮名化不要)。
  • shell_settings:シェル設定(中央マスター参照設定)。削除要求から30日で物理削除(機微情報なし)。
  • client_settings:クライアント全体のデフォルト設定。削除要求から30日で物理削除(機微情報なし)。

4.9.5 Delete account
アカウントを削除要求状態(logical_deleted)にする。起点から30日以内は復元可能。30日経過後、上記の各保持期間に従ってデータが段階的に仮名化・物理削除される。法定保存対象(usage_aggregates、customer_balance、balance_history)は削除要求後も法定期間(10年)の経過まで保持される。この操作はアカウント配下の全ユーザーに影響する。

操作に関するお問い合わせ: [email protected]